たかき梨
高木といえば、全国でも有名な「高木梨」
4月上旬に咲く梨の花
かつては、全国でも3本の指に入るほど、最先端の選果場が設置され、多くの方が働いていました。
その梨農家さんも、高齢化に伴い、現在は26軒となりました。
しかし、品種も増えたことにより味も豊かさを増し、7月から12月まで20種類以上の様々な梨を味わうことができます。
暑い夏、もぎたての梨を食べにいらっしゃいませんか。
【梨栽培のむつかしさ】
1)梨の実がなる枝は、三年後を見ながら剪定するなど、栽培には多くのプロの技が必要です。
2)品種改良によりおいしくなった分、木そのものの強さが失われ、病害虫に負けやすくなっています。
3)梨には無袋(袋をかけない)と有袋(袋をかける)の二種類があり、一軒の梨農家さんで数万個の袋をかけています。しかし、袋をかけても、傷や虫食いなど、A品として出荷できるものは四分の一とも言われ厳しい状況です。
4)梨の実は、風であおられるだけで落下しやすい特性があります。せっかくつけた実も、台風などの風で一度に落下してしまうこともあります。
5)アライグマなど、野生動物の被害も少なくありません。
こういった状況を乗り越えた者だけが、皆さんがお店で購入される梨です。
大変な状況ですが、山間地ならではのおいしい梨をたくさん届けられる王に、精いっぱい頑張っています。