高木の文化・歴史
culture

かんもどり

11月30日~12月1日 かんもどりが行われました。

神無月は、氏神様が出雲へ行かれており、12月になると戻ってこられるとされ、神様が迷われないように、火を焚いてお迎えする行事です。

従来は、各集落ごとに行われていましたが、日付が変わる時間にお籠りをするのはここだけになってしまいました。

神様がお戻りになるときは、不思議と風が吹いたり、木々の葉がざわめいたりするなどがあると言われています。

今年は、一番の冷え込みになり、吐く息も白く、火を囲みながら、芋やおにぎりを焼いて食べながら、その時を待ちました。

時間になると、御神酒、おごく(ごはん)をお供えし、お迎えのお参りをします。

以前は、日が暮れると集まり、布団を持ち込み、飲食しながら夜が明けるまで小屋で過ごしたそうです。子どもたちもお迎えの時間には起こされて山を登り、焼きおにぎりなどを食べることが楽しみだったそうです。

またそんな賑わいのある地域になっていければと思います。

 

【写真】

小屋で過ごす様子

外は寒いですが、火のそばは暖かいです。

おいしいものを持ち込んでいただきます。

時間になるとお供えをし、お参りします。

今年は満月で、あかるく寒い日でした。

こちらは、高木神社でのかんもどりの様子

夜が明けるまで過ごします。